電話会談ってどうやるの、にブログで答える外相

2017年11月23日 06:15

 河野太郎外務大臣が「電話会談ってどうやるの」との質問をよく受けるとして、自身のブログで21日までに分かりやすく説明した。電話会談の利点では「相手になまりが強くて通訳を介した場合に、相手が想定外の質問をしてきたときなど、通訳している時間にメモを入れてもらったりすることができる」と明かす一方、通訳を介した場合は「人間関係を築くという観点から言えば、直接話をすることが大切」で意思疎通に難のあることを指摘している。

 米・トランプ大統領が安倍昭恵総理夫人と隣席になった際、その間、総理夫人が英語を一言も語らなかったと、気まずさを感じたことをアメリカメディアに語ったようだが、出来れば外務省職員から日常会話をマスターして頂ければと希望する。

 さて、河野大臣は電話会談について「スピーカーのついた会談用の電話を前に、外務大臣以下関係部局の人間がテーブルを囲んで耳を澄ましているところを想像してください」と説明。

 「相手が英語の場合は通訳なしでやる場合が多いが、相手が英語以外の場合は通訳が入る。その場合は外務省の通訳が私の隣に座って私の話す日本語をマイクに向けて通訳していく。相手の話す言葉は、相手国が日本語の通訳を用意する場合とこちら側の通訳が両方の通訳をする場合がある。英語圏の場合でも専門用語が多い貿易・通商関係の場合は念のために通訳を入れる」と紹介している。

 河野大臣らしい紹介部分では「アメリカのライトハイザー通商代表との会談は、雑談しているときは英語ですが、本題に入ると私は日本語に切り替えます」というところ。(編集担当:森高龍二)