普天間飛行場移設 政府の責任で進めると総理

2012年02月09日 11:00

 野田佳彦総理は8日の参議院予算委員会で米軍普天間飛行場の移設について「我が国の責任で進めていかなければならない。政府の責任で進めて参ります」と答弁。日米合意に基づき名護市辺野古に代替施設を建設するため、沖縄に対し今後も説明をし、理解を求めていく考えを述べた。

 川口順子元外務大臣(自民党)の質問に答えた。川口議員は在沖縄米軍海兵隊の移転と普天間飛行場の移転を切り離して進めることになったことも含め、「野田総理が真っ先に沖縄に行って説明しなければならない」と早期の沖縄訪問を迫ったが、総理は「適切な時期に行く」として、これまでの答弁を繰り返した。

 野田総理は在沖縄米軍海兵隊の移転と普天間飛行場の移転を切り離しても「普天間飛行場の固定化は絶対避けなければならない」とし「代替施設は辺野古へと決まっている。この方針は(日米両国)変わらない」とした。(編集担当:福角忠夫)