ボディサイドのラインはウェッジシェイプを描きながら、後方に向かって跳ね上げられた新型Audi A1 Sportbackのエクステリア
アウディのコンパクトハッチバック車、「アウディA1」がフルモデルチェンジした。初代アウディA1は、まったく新しいアウディのモデルラインナップとして、2010年にデビューした。大きな成功を収めたコンパクトカーの第2世代が登場である。
新型アウディA1 Sportbackは、先代に比べてわずかに大きくなった。ボディサイズは全長×全幅×全高4030×1740×1410mm。エクステリアの印象は、ワイドなトレッドと短いオーバーハングにより、軽快感のあるスポーティな外観となった。幅広く、低い位置に設置されたシングルフレームグリルとパワフルなエンジンを暗示するサイドエアインレットが、フロントグリルのデザインハイライトだ。
室内は先代モデルよりも広くなり、乗員はより快適に過ごすことができる。コンパクトなボディサイズとスポーティに絞り込まれたなルーフラインにもかかわらず、リヤシートには大人の乗員にとって十分なヘッドルームとレッグルームが確保された。ラゲッジルーム容量は旧型から65リッター増加し、標準時の容量は335リッターで、リヤシートの背もたれを倒すと1090リッターまで拡大させることができる。
搭載するパワーユニットは、3タイプのエンジンとなる。最高出力85kW（116hp）の1リッター3気筒エンジンを搭載する30TFSI、110kW（150hp）のパワーを発生し、シリンダーオンデマンド効率システム（COD）を備えた1.5リッター4気筒エンジンの35TFSI、そして147kW（200hp）の最高出力と320Nmの最大トルクを誇る40TFSIです。少し遅れて、70kW（95hp）25TFSIも追加される予定だ。
組み合わせるトランスミッションは、40TFSIのみ6速Sトロニックで、ほかは全車7速となる。
新型のサスペンションは、スポーティで俊敏なハンドリングと安定性の両立を特徴としている。サスペンション形式は、フロントにはマクファーソンストラット式を、リヤにはコンパクトで軽量なトーションビーム式を採用した。標準サスペンションの他に、より硬めのスポーツサスペンションをオプション設定しているのも新型の特徴だ。
新型A1 Sportbackは、欧州市場では2018年の夏から受注を開始し、2018年の秋からデリバリーを開始する。ドイツにおけるベース価格は、2万ユーロ未満となるという。日本導入予定などについては言及されていない。（編集担当：吉田恒）
