退路たち野党と市民大結集に全力 柚木衆院議員

2018年08月23日 06:17

 国民民主党の柚木道義衆院議員(比例代表中国ブロック、岡山県)が22日、「働き方法案やカジノ法案での国民民主党の独自路線が野党共闘を分断させる結果になった。もはやこれ以上、自身の政治信条を曲げてまで野党分断が深刻化する流れに与することはできない」として党に離党届を提出。党は「党の結束を乱す重大な反党行為だ」と、受理せずに、同日付で除籍処分とすることを決めた。

 柚木議員はFacebookで「昨年総選挙での自身の不明を心底お詫びする」としたうえで「野党分断を野党結集に変えられなければ、安倍自民党総裁3選後には憲法9条(戦争の放棄)改憲発議への動きが必ず起こり、来夏の参議院選挙は衆参ダブル選挙ともなり、野党は壊滅的な敗北を帰す。民主主義の礎である報道・言論の自由(国民の知る権利)も風前の灯火」と強い危機感を書き込んだ。

 また普段は大きな声をあげられないような地元の方々の声も傾聴して「いつまで野党はバラバラなのか、本気で野党大結集に向けて退路を絶って取り組まないのはなぜかとの声が圧倒的」だったとし「無所属になり退路を絶って、地元でも野党統一候補擁立に汗をかき、同時に全国での『市民と野党の大結集』にも全力で汗をかいて貢献したい」と決意を表明した。(編集担当:森高龍二)