アウディ、新開発の最上級フルサイズSUV、Audi Q8を販売開始、1010万円から

2019年07月08日 06:55

Audi Q8

アウディは、今回、Audi Q8をラインアップに加えラグジュアリーSUVを訴求する、3グレードで、価格は1010.0万円から1122.0万円

 アウディ・ジャパンは、新開発のクーペライクなスタイルのフルサイズSUV、Audi Q8を販売開始した。

 Audi Q8は、大型SUV市場においてQ7で成功してきたアウディが、よりスポーティでラグジュアリーなモデルを志向する顧客に向けて新開発したクーペスタイルのSUVモデルだ。アウディQモデルの新たな特徴である八角形のシングルフレームグリルや、アウディの代名詞であるquattro(クワトロ)を象徴するブリスターフェンダーなど、ダイナミックなスタリングを得た。アウディQシリーズの新たなフラッグシップが、新型Q8だ。

 インテリアは、セダンのフラッグシップであるAudi A8などと同様に、タッチディスプレイを全面的に採用したMMIタッチレスポンスや大型バーチャルコクピットを装備し、デジタル時代にふさわしいユーザーインターフェイスと充実したAudi connect機能を搭載。

 全長4995mm、全幅1995mm、全高1705mmのボディは、クーペのようなルーフラインとフレームレスドアを採用し、車高はQ7より30 mm低く設定された。精悍なフロントエンド、短いリヤオーバーハング、最大245mmの最低地上高(アダプティブエアサスペンション装着車)、最大22インチの大径ホイールにより、Q8はそのダイナミズムを全身で表わす。ホイールベースは2995mmと長く、5名の乗員に十分な室内スペースを確保した。リヤシートは前後100mmのスライド調整機構が備わり、605リッターのラゲージコンパートメント容量は、リヤシートバックを折りたたむと1755リッターまで拡大する高い機能性を備える。

 340ps/500Nmを発生する3リッターV6・TFSIガソリンターボエンジン、センターディファレンシャルタイプのquattro4輪駆動システムやAWS(四輪操舵)などの先進技術を採用し、サイズを感じさせない軽快でダイナミックな運動性能を実現したという。

 また、Audi A8、Audi A7、 Audi A6で採用した48V電源によるマイルドハイブリッドシステムを全車に搭載し、スムーズな走行と燃料消費の低減を実現した。

 最大22個のセンサーやカメラの統合制御による高度な運転支援関連機構を搭載。中核は、アダプティブドライブアシスト(ADA)で、アダプティブクルーズコントロール、トラフィックジャムアシスト、アクティブレーンアシストを統合し、0~250km/hまでの速度で、加減速及び車線変更のサポートを提供し、高速道路やロングドライブにおいて、上級サルーンのような快適で安全なドライビングを実現する。また、アウディ初となるエマージェンシーアシストなどの機能(パッケージオプション)により、緊急時にクルマを現在の走行レーン内に自動的に停止させる。

 アウディは、Audi Q7を皮切りに、Audi Q5、Audi Q3、Audi Q2と日本でのSUVラインアップを拡大してきた。今回、Audi Q8をラインアップに加え、スタイリッシュで個性的なSUVを志向するユーザーに新たな選択肢を提供する。価格は1010.0万円から1122.0万円。(編集担当:吉田恒)