対中、対米外交に注文、志位委員長が総理に

2019年10月22日 08:11

 日本共産党の志位和夫委員長がツイッターで安倍晋三総理に筋の通った対中、対米外交をするよう提起した。

 志位委員長は政府が中東への自衛隊派遣の検討に入ったことについて「中東への自衛隊派兵、仮に米国とイランが戦争状態になれば、自衛隊は一緒に戦争をやることになる」と警鐘を鳴らす。
 
 そのうえで「もともと中東危機は(米国の)トランプ大統領が一方的に『イラン核合意』から離脱したことから始まった」と指摘。「日本がなすべきは自衛隊派兵でなく、『核合意に戻れ』とトランプ大統領に正面切って言うことだ」とトランプ大統領にこそ毅然とした姿勢で要請していくべきだと提起している。

 また対中外交では「(中国副主席来日時に)首相は中国公船による尖閣の領海侵入に対しきちんと抗議すべき。香港の人権問題についても道理にたった批判をすべき」と提起。

 志位委員長は「(総理は)日中関係は完全に正常な軌道に戻ったというが『言うべきことをしっかり言う関係』をつくってこそ、本当の友好関係をつくったと言える」と総理に真の友好関係構築を求めた。(編集担当:森高龍二)