市民連合は16日夜、都内で街宣。主催者を代表してあいさつした山口次郎法政大学教授は「安倍政権にもはや国民の負託を受け公の権力を預かる資格はない。問題の解決には政権交代しかない」と訴えた。
山口教授は安倍政権の下で権力の腐敗がすすみ「公文書を捨て去る、国会や記者会見で官房長官が嘘をつく。法の支配や国民主権、民主主義を侮蔑するような発言が相次いでいる」と状況の深刻さを訴えた。
また立憲民主党の福山哲郎幹事長もマイクを握り「(安倍政権での経済政策は)実質賃金を下げ、格差を拡大させ、分断を広げた」とアベノミクスの失敗を指摘し「このやり方では日本の国民の皆さんの生活が豊かにならないことは明らか」と訴えた。
また「安倍政権が立憲主義を壊し、国会の行政監視機能を粉々にし、国会も国民も愚弄するようなひどい状況が続いている」と非難。政治を変えていくために力をいただきたいと訴えた。
枝野幸男代表が各党派に呼び掛けたことについては「徹底的に安倍政権に対抗し、政府への監視機能を高め、野党の信頼を高め、令和の時代の社会のあり方を提示していくために大きな野党のかたまりをつくろうと呼び掛けた」と説明した。(編集担当:森高龍二)