安倍政権の限界示す通常国会にしたい 福山氏

2020年01月16日 07:10

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は14日の記者会見で「子年は政変が起こるとよく言われおり、総理交代例が非常に多いと聞いている。安倍政権に陰りが見え、臨時国会では桜を見る会、2人の大臣辞任、年末には10数年ぶりに現職国会議員が逮捕された」と指摘した。

 そのうえで「安倍政権の限界をしっかり示していく通常国会にしていきたい」と述べるとともに「われわれとしては国民の信頼を得られる1年にしていきたい」とアピールした。

 また安倍総理の中東訪問について「外交努力としては多としたいが、それ以上でもそれ以下でもない」と述べた。
 
 また、自衛隊の中東への派遣については「現実の中東情勢の不安定状況の中で自衛隊を送ることの法的な根拠、その有用性、過去に行ってないことをなぜ行うことになったのかの経緯、なぜその場所なのかも含め、国民に説明することが第一だ」とした。

 政府は日本関係船舶の安全な航行に情報収集活動が必要とし国会審議も経ないまま、中東地域への自衛隊派遣を閣議決定、防衛大臣が命令を出し、P3C哨戒機を先行出発させた。また護衛艦「たかなみ」を2月上旬に出航させ、オマーン湾、アラビア海、ソマリア沖のアデン湾エリアで活動させる。政府は派遣の根拠法を自衛隊設置法の「調査研究」に置いた。派遣期間は12月26日までとしている。(編集担当:森高龍二)