東日本大震災による被害の教訓活かす 安倍総理

2020年03月08日 07:45

 安倍晋三総理は6日、東日本大震災発生から9年を迎えるのに前に「政府は原発事故の被災者を含め、いまだ多くの方々が避難され、不自由な生活を続けられている現実を心に刻み、復興に全力で取り組む」との総理談話を発表した。

 この中で、安倍総理は「震災の大きな犠牲の上に得られた教訓を風化させることなく、相次ぐ自然災害の教訓を活かし、防災・減災、国土強靱化を進め、災害に強い故郷を創り上げていく」としている。

 また「この震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すべく、3月11日午後2時46分に1分間の黙とうを捧げ、御冥福をお祈りしたいと考えている。国民の皆様におかれましても、それぞれの場所において黙とうを」と呼び掛けた。

 政府主催の「東日本大震災九周年追悼式」を新型コロナウイルス感染症拡大防止のために断念することについて「断念するのやむなきに至った」とし「御遺族を始めとした関係者の皆様にお詫び申し上げます」と追悼式を開かないことについて陳謝した。(編集担当:森高龍二)