自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が性暴力被害者への支援を巡り「女性はいくらでもウソをつける」などとした発言を行ったことに対し、発言の撤回や謝罪とともに議員を辞すよう求めた約13万6000人の署名をフラワーデモ主催者らが自民党に届けようと13日、党本部を訪ねたが、自民党は署名受け取りを拒否した。
二階俊博党幹事長はこの日の記者会見で記者団の質問に答え「13万もの署名があれば、それはそれなりに慎重に、今後対応されるようにお願いしたい」と答えた。
世耕弘成参院幹事長は「こういった抗議活動については、ご本人がしっかり対応されるということに尽きるのでは」と杉田議員自ら対応すべきだとした。
杉田議員は発言そのものを否定していたが、今月1日のブログで「改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。事実と違っていたことをお詫びいたします」と釈明。
そのうえで「ご指摘の発言で女性のみが嘘をつくかのような印象を与えご不快な思いをさせてしまった方にはお詫び申し上げます」と謝罪したが、発言を撤回することの記述は14日、現在、行っていない。(編集担当:森高龍二)