食欲の秋。コロナ禍の家事ストレスを和らげるのは、美味しいごはんと……?

2020年10月25日 08:03

365

積水ハウスの暮らし方提案「おいしい365日」。セパレートキッチンで家族一緒に料理を作れば、食事の用意も家族の幸せな団らんとなる。

秋が深まり、食べ物の美味しい季節になってきた。10月1日から始まったGo To Eatキャンペーンや、大阪府では10日から多人数での宴会自粛が緩和されるなど、全国各地で徐々に外出や外食がしやすい状況にはなりつつある。しかし、それでもまだコロナ禍以前の状態といえるまでには程遠い。テレワークの継続や、これからはインフルエンザの流行時期とも重なってくるため、まだしばらくの間はお家で過ごす時間が長くなりそうだ。

 そこで今、家事ストレスが問題になっている。

 2020年5月に積水ハウス〈1928〉が20〜49歳の子育て世帯の男⼥300名を対象に実施した「在宅中の家での過ごし⽅調査」(積水ハウス・住生活研究所調べ)によると、在宅時間増加により、ストレスが増えた⼈は60.7%で、男⼥別では男性が51.3%、⼥性が70.0%と⼥性の⽅がストレスを感じていることが分かった。そのうち在宅勤務をしている⼈に、在宅時間が増えたことで不満に思っていることを聞くと、20.5%が家事量の増加をあげている。男女比では⼥性が39.1%と、男性の13.8%よりも多く家事負担が増えたと感じ、それがストレス原因になっている傾向が⾒受けられる。

 コロナ禍がもたらす家事ストレスを少しでも和らげるのはやはり、家族の笑顔ではないだろうか。家族が仲良く楽しく快適に過ごせる環境づくりが、これからますます必要になってくる。とくに家族団らんの場であるリビングやダイニング、キッチンは重要だ。美味しい料理と明るい笑顔。これに勝るストレス対策はない。

 そこで、同社が展開している「おいしい365日」という暮らし方提案などが、とても参考になるのではないだろうか。「おいしい笑顔をわが家の真ん中に。」をキャッチフレーズに、料理や食事だけではないキッチンやダイニング、リビングでの過ごし方までミックスした幸せな暮らしのシーンを演出する数々の提案が面白く紹介されている。

 たとえば、「つながる幸せ」として紹介されているセパレートキッチンなどが良い例だ。役割の違う2つのカウンターが平行して設けられたセパレートキッチンは、一般的なキッチンとの比較実験でも「ひとり調理」、「ふたり調理」ともに調理時間が短く、作業歩数も少ないことが実証されているという。また、家事の負担が軽減されるだけでなく、複数人で協力して調理するなど、分担もしやすい。子どもたちにも手伝ってもらって、家族みんなで一緒に料理を作れば、日々の作業になりがちな晩御飯の仕度なども、家族をつなげる、幸せな団らんのひと時になるのではないだろうか。

 他にも、魅せるキッチンづくりのためのインテリアの3つのポイントや、大きなスペースが必要だと思われがちなキッチンクロークが、実は基本寸法が幅1mのコンパクトサイズで設置出来て、小さいながらも大活躍すること、さらにはwithコロナ時代の家飲みを素敵にする「うちdeバル」など、ちょっとした工夫やアイデアで、キッチンやダイニング、リビングを使いやすく、楽しく、そして幸せな空間に変えるような提案が盛りだくさんだ。「おいしい365日」は積水ハウスのホームページで紹介されている。新築はもちろん、ちょっとしたリフォームやDIYにも役立ちそうな、目からウロコの提案もあるので、興味があればチェックしてみてはいかがだろうか。

 食欲の秋。美味しい食材をさらに美味しく食べられるような、家族の笑顔があふれる幸せな空間で、おうちでの食事を楽しみたいものだ。(編集担当:藤原伊織)