コロナ第4波迎える事態「政治の失敗」と枝野氏

2021年04月06日 06:43

 立憲民主党の枝野幸男代表は新型コロナウイルス感染症の感染「第4波」を迎える事態になっていることに「明らかに政治の失敗だ」と記者団に語った。

 枝野代表は「大阪と兵庫は緊急事態宣言解除からわずか1カ月余り。(まん延防止等重点措置は)住民の皆さん、特に事業者の皆さんに不自由な生活、厳しい事業経営を求めることになる。『拙速な緊急事態宣言解除でリバウンドが早期に起こる』という、われわれの厳しい指摘を振り切って解除した挙句がこの結果だ」と指摘し「その政治責任は極めて重い」と菅内閣の判断を非難した。

 そして「リバウンドは人災だ」とまで政治責任を提起した。また、今回「まん延防止等重点措置」が適用された地域はすでに感染がまん延してしまっている地域なので「やるべきは緊急事態宣言だ」と後手後手の対応を問題視した。

 政府は「まん延防止等重点措置の実施期間」を5日から来月5日までとし、「実施区域」を宮城県、大阪府、兵庫県として実施すると発表している。(編集担当:森高龍二)