アウディ・ジャパン、東京青山Audi House of Progress Tokyoで「Audi e-tron GT」公開

2021年04月11日 08:28

Audi RS e-tron GT

東京・青山の「Audi House of Progress Tokyo」において4月7日から5月31日まで展示するAudi RS e-tron GT 1799.0万円(税込み)

 アウディ・ジャパンは、今2021年2月9日にワールドプレミアしたAudi e-tron GTを、1月に期間限定でオープンした東京・青山の「Audi House of Progress Tokyo」において4月7日から5月31日まで展示すると発表した。一般公開に先立ち、メディア向けオンライン発表会を実施し、あらためてその概要と価格を発表した。

 Audi e-tron GT quattroとそのアップバージョンのAudi RS e-tron GTは、エモーショナルなデザイン、パワフルな駆動システム、長距離を快適に移動するための優れた乗り心地と快適なキャビン、ダイナミックなハンドリングを兼ね備えたエレクトリック4ドアグランツーリスモだ。加えて、サステイナブルな未来に向けたアウディの新たなブランドアイコンとなるモデルでもある。

 日本での発売は2021年秋を予定し、価格はAudi e-tron GT quattroが1399.0万円、Audi RS e-tron GTが1799.0万円(いずれも税込み)だ。日本仕様の詳細は、国土交通省の認可取得後、発表するとしている。

 e-tron GTのディメンションは、全長×全幅×全高4990mm×1965mm×1415mm(RS:1,395mm)。迫力あるワイド&ローのボディシルエットには、シングルフレームグリル、クワトロ・ブリスターフェンダーなど、アウディらしいディテールが見て取れ、非常に伸びやかでエレガントだ。エアロダイナミクスを極限まで追求したそのボディラインは、Cd 値(空気抵抗係数)わずか 0.24と非常に優れた空力性能を誇る。

 運転席はスポーティな低いポジションに設定され、幅広いセンターコンソールで仕切られたモノポストデザインがドライバーを包み込む。2900mmのロングホイールベースの恩恵でリヤシートは、大人2人に十分なスペースが確保。ラゲッジ容量は405?(RSモデルでは350?)となった。

操作系・コネクト機能では、アウディバーチャルコックピット(12.3 インチ)と センターコンソールの大型タッチディスプレイ(10.1インチ)を標準装備。音声によるオンラインサーチやパーソナライゼーション機能をはじめ、Wi-Fi ホットスポットを備えたMMI ナビゲーションプラスを標準装備し、Audi connectの幅広いサービスを提供する。また、急速充電ステーションを使用して最短の充電時間で最速ルートを計算するための e-tronルートプランナーを搭載した。

 Audi e-tron GT quattro/Audi RS e-tron GTの前後に配置された2つの電気モーターのシステム最大出力は、それぞれ350kWと440kW(、最大トルクはそれぞれ640Nmと830Nm。この強烈なアウトプットを電子的に制御された四輪駆動システムであるエレクトリックquattroが最大限に活かす。

 Audi RS e-tron GTは、ローンチコントロールを使えば、僅か3.3秒で時速100kmに達する。総容量93kWhのバッテリーはフロア下に配置しており、システム電圧は800Vで、日本の計測方法(WLTC)で500km以上の航続距離を実現した。

 運転支援システムは、アウディプレセンス・セーフティシステム、アダプティブクルーズコントロール、サイドアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、ターンアシスト、エマージェンシーアシストなどを標準装備する。

 生産は、ネッカーズルムのベーリンガーホフ工場でカーボンニュートラルな方法で行われ、Audi R8 と組立ラインを共有。自動化された生産技術を最大限活用しつつ、熟練工の職人技を組み合わせ、Audiクオリティを実現している。(編集担当:吉田恒)