アウディ・ジャパン、フルサイズSUV・Audi Q8に600psの「Audi RS Q8」設定

2020年12月06日 09:36

Audi RS Q8

アウディは、クーペスタイルのフルサイズSUV Audi Q8シリーズに初のRSモデルを設定して2021年2月から発売する、価格は1869.0万円

 アウディ・ジャパンは、クーペスタイルのフルサイズSUV・Audi Q8シリーズ初となるRSモデル「Audi RS Q8」を設定し、2021年2月から全国のアウディ正規ディーラーで発売する予定だと発表した。

 フルサイズSUVのAudi Q8は、2019年に市場において、よりスポーティでラグジュアリーな大型SUVモデルを志向する人々に向けて導入したクーペスタイルのSUVモデルだ。アウディQモデルのデザインモチーフである八角形のシングルフレームグリルや、アウディの代名詞であるquattro(クワトロ)四輪駆動を象徴するブリスターフェンダーなど、ダイナミックなスタイリングが特徴のスポーツモデルでもある。

 今回発売するAudi RS Q8は、アウディのハイパフォーマンスモデルを手掛けるAudi Sport GmbHによって開発されたモデルで、エクステリアはハイグロスブラックのラジエーターグリルやルーフエッジスポイラー、リヤスカート、楕円テールパイプなど数々のRS専用パーツや、大径23インチアルミホイールによってよりスタイリングがアグレッシブになっている。

 インテリアは、アルカンターラ&レザー・コンビネーションのスポーツシートやオプションのレザーシートパッケージ、専用モードを備えたアウディ・バーチャルコックピットなどにより、ベースのQ8を凌ぐスポーティな雰囲気をもっている。

 搭載するパワーユニットは、最高出力441kW(600ps)、最大トルク800Nmを2050rpmから4500rpmまでの広い回転域で発生する4リッターV型8気筒ツインターボエンジン。トランスミッションに8速ティプトロニックを組み合わせ、48Vマイルドハイブリッドシステムやシリンダーオンデマンド(cod) を採用することで効率化を図った。

 駆動方式はquattroフルタイム四輪駆動で、セルフロッキングディファレンシャルを搭載。サスペンションは、よりスポーティなチューニングを施したRSアダプティブエアサスペンションを標準採用。さらに、状況に応じて後輪を最大5度、前輪と逆位相に操舵することで低速走行時には取り回し性を、高速走行時には同位相によってステアリングレスポンスを高める4輪操舵システム、オールホイールステアリング、RSモードを持つドライブセレクトを標準装備としている。

 最新のデジタル技術やセーフティ技術の装備も充実している。10.1インチと8.6インチの2つのタッチディスプレイを採用したMMIタッチレスポンスからなるインフォテイメントシステムを採用。オーディオにはBang & Olufsen 3Dサウンドシステムを標準装備。またアダプティブクルーズコントロールやアダプティブドライブアシスト/エマージェンシーアシストやアウディ・プレセンスリヤ、アウディ・サイドアシストなど、数々の先進運転支援システムを備える。

 新しくスポーティでラグジュアリーな新型Audi RS Q8の価格は1869.0万円だ。(編集担当:吉田恒)