臨時国会召集に踏み切るべき 立憲・平野氏

2021年08月24日 06:17

 横浜市長選挙で菅義偉総理が支援した元国家公安委員長の小此木八郎氏ら他候補に大差をつけて、立憲民主党が推薦した山中竹春氏が初当選したのを受けて、立憲の平野博文党選対委員長は22日「多大なるご支持・ご支援をいただいた横浜市民の皆様、応援をいただいた全国各地の皆様、力強い応援でバックアップしていただいた野党各党の皆様に心より感謝と御礼を申し上げる」との談話を発表した。

 平野氏は選挙の争点が「カジノを含むIRリゾート誘致の是非と新型コロナウィル感染症対策だった」とし「選挙結果によって、カジノを含むIRリゾート誘致に横浜市民の反対の意思表示が明確に示された。横浜におけるIRリゾート誘致の頓挫は各地のカジノ誘致反対の取組みに大きな勇気を与えるものである。また、現政権による新型コロナ感染症対策に対する国民の不信や批判は菅総理自身のお膝元である横浜市民自身からも強く突きつけられることとなった」とした。

 そのうえで「政治が解決するべき焦眉の課題は感染爆発を早急に封じ込め、感染者に対す医療ケアの確保、医療崩壊を防ぐ緊急対策を一刻も早く講ずること。立憲民主党は与野党の立場を越えて協力することを表明し、臨時国会の開催を政府与党に呼びかけている。政府与党は早期の臨時国会召集に踏み切るべき」と訴えた。(編集担当:森高龍二)