岸田文雄総理は27日の衆院予算委員会で立憲民主党の長妻昭議員の質問に答え、反撃能力に関して、ミサイルによる反撃以外にも、敵国に対する戦闘機による爆撃、上陸作戦によって敵基地を破壊する工作についても含まれるとした。
長妻氏は事務方から「今は想定していないが、ミサイルによる反撃以外にも、要件に合えば敵国に対する戦闘機による爆撃、上陸作戦によって敵基地を破壊する工作についても解禁されたと説明を受けているがどうなのか」と総理に質した。
岸田総理は「長射程のミサイルにより遠方から対処できる選択肢がある中では現実問題として有人機などではなく、スタンドオフによる防衛能力を活用して相手国の領域外から対処することが基本になる」とした。
そのうえで「今後の自衛隊の防衛能力や将来の技術革新の可能性によって弾道ミサイル等の攻撃を防ぐために必要最小限の防衛措置として、スタンドオフ防衛能力以外にもありうることは否定できない」と答弁した。(編集担当:森高龍二)