総理の沖縄入り 今は考えていないと官房長官

2011年10月19日 11:00

 米軍・普天間飛行場の移設先として予定されている沖縄県名護市辺野古への移設計画に基づく環境影響評価(アセスメント)の評価書を年内に提出する準備を進める意向が一川保夫防衛大臣から地元・沖縄の仲井眞弘多知事に今月17日に伝えられ、18日には玄葉光一郎外務大臣が20日までの日程で沖縄入り、19日に仲井眞知事との面会も予定しており、政府の考えを伝えることにしているが、藤村修官房長官は18日、記者団から官房長官や総理が沖縄入りする予定があるのかを聞かれ、「今のところ、考えていない」と語った。

 以前、藤村官房長官は普天間飛行場移設問題解決への沖縄県民の理解、協力を得るために総理の沖縄入りも有りうるとしていたことから、評価書の提出が具体化した時期、ないし、評価書提出後の仲井眞知事の判断時期など、辺野古への移設具体化の手続きが進む中で、一川防衛相、玄葉外相の報告も踏まえ、官房長官や総理の沖縄入りの時期も具体化してくるものとみられる。
(編集担当:福角忠夫)