北陸電力は2日、石川県能登地方を震源とする1日午後4時10分に発生した地震について「石川県志賀町にある志賀原子力発電所1号機原子炉建屋地下2階では震度5強、399.3ガルが観測された」としたうえで「志賀原子力発電所は1、2号機ともに定期検査で停止中であり、外部電源や必要な監視設備、冷却設備等については機能を確保しており、これまでの点検で安 全上問題となる被害は確認されていない」と発表した。
「発電所設置のモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はない」としている。
また1号機起動変圧器の絶縁油約3600リットル(推定)の漏れを確認したが堰内に収まり、外部への影響はないとしている。2号機においても同様に約3500リットル(推定)の漏れが確認されたが堰内に収まり、外部への影響はないとしている。
このほか、1号機、2号機とも使用済み燃料貯蔵プールの水が各約95リットル、約326リットル飛散したが、外部への放射能の影響はないと説明している。(編集担当:森高龍二)