村上誠一郎総務大臣は29日の記者会見で今回の総選挙で与党が大きく議席を減らし過半数を割った結果について、記者団に問われ「総務大臣としてコメント控えたい」としたうえで、石破茂総理の選挙結果の受け止めを紹介し「選挙結果を謙虚かつ厳粛に受け止めて、引き続き、内閣の一員として石破総理を支えてまいりたい」と強調した。
村上大臣は「民主主義の根幹である選挙は民の声は神の声ではないですが、国民のご意見を聞く貴重な機会であると認識している」とした。
そのうえで「石破総理は自民党総裁として『今回の厳しい結果は、自由民主党の改革姿勢に対する国民の皆さま方の厳しいご叱責と受け止めている』とした上で『国政の停滞を避け、政治改革や経済対策などの課題に先頭になって取組み、日本創生を実現してまいる所存』と言われている」と述べ、総理を支えていく考えを述べた。
共同通信が今月28、29両日に行った全国緊急電話世論調査によると自民・公明の連立政権継続を望む回答は38.4%にとどまり、望まないとする回答が53%に上っていた。11月11日召集が言われる特別国会での首班指名選挙が注視される。(編集担当:森高龍二)