石破茂総理は5日の衆議院予算委員会で自民党旧安倍派の参院議員でいわゆる「裏金」に関わった議員の27人が政倫審に出席するとしている一方で、このうち23人が議事録に残らない非公開を求めていることについて、公開で国民に説明するよう促すべきと求められ「公開する・しないは政倫審の判断」と自民党総裁として促す姿勢を見せず、政倫審に振った。
立憲民主党の大西健介議員が取り上げた。大西議員は「非公開では総理さえ内容を知るすべがない。当然、国民にもない」と指摘。「説明責任を果たしたことにはならない」と公開で出席するよう求めた。
石破総理は「政倫審の委員が当該議員の弁明を聞いている。わが党の議員も含まれる。内容について当然了知する機会がある」とした。これに大西議員は「国民に対する説明責任を果たすべき。総裁から(当該議員に対して)公開するよう指示すべき」と求めた。(編集担当:森高龍二)