ガザ6週間停戦は「鎮静化へ重要な一歩」林長官

2025年01月19日 11:03

 林芳正官房長官は16日の記者会見で、15日にガザ情勢について仲介しているカタール政府が、ガザ地区で戦闘を続けるイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスが19日から6週間(42日間)停戦し、ハマスは33人の人質を解放することで合意したと発表したことに「当事者間での合意を我が国として歓迎する」と歓迎した。

 林官房長官が「合意は戦争活動の停止、人質の解放等を定めている。我が国が求め続けてきた人道状況の改善と事態鎮静化に向けた重要な一歩」とその意義を述べた。

 そのうえで林官房長官は「我が国は米国やカタールはじめ、すべての関係者の努力を評価するとともに当事者の本件合意の着実な履行を求める」とし「我が国は引き続き、関係国、国際機関と緊密な連携を取り、ガザの復興及び統治に関する国際的な努力に積極的に関与するとともに、2国家解決及び地域の長期的な平和と安定の確立に向けた外交努力を重ねていく」との姿勢を強調した。同様のコメントを岩屋毅外務大臣も談話で発表した。(編集担当:森高龍二)