児童館へのパラシュート落下で再発防止申入れ

2025年12月12日 07:15

 東京都福生市の児童館に米軍のパラシュートが落下し、米軍が無断で児童館に立ち入り装備品を回収した問題で、防衛省は「アメリカ側に対して安全管理と再発防止等の徹底を申入れた」。一方で「降下訓練の中止は求めない」としている。

 この問題は11月20日、東京都福生市の熊川児童館敷地内にアメリカ軍のパラシュート(主降下傘)と誘導傘が落下したというもの。防衛省報道官は「アメリカ側から11月20日に空挺降下訓練中にパラシュートの主降下傘が作動しなくなったため、予備降下傘を使って横田基地に安全に着陸したが、切り離された主降下傘と誘導傘が風に流されてコースを外れ、基地外に落下したという説明があった」としている。

 これに対し防衛省は「アメリカ側に対し、18日の事案(米兵が民家屋根に降下し小型パラシュートは歩道に落下)からの訓練再開日に主降下傘及び誘導傘を基地の外に落下させたことに安全管理及び再発防止等の徹底について申し入れた」とした。(編集担当:森高龍二)