なぜ経済ニュースは「難しい」のか。挫折する理由はあなたではなく“前提の省略”にあり

2026年02月16日 07:15

 経済ニュースを開いても、数行で挫折してしまう。そんな経験はないでしょうか。しかし、自分を責める必要はありません。ニュースが「難しい」と感じる最大の理由は、読者の知識不足ではなく、作り手の側で多くの「前提条件」が省略されていることにあります。

 例えば、「円安で輸出企業に追い風」という一文。ニュースでは当然のこととして語られますが、ここには「海外で売った外貨を円に戻す際の利益増」や「価格競争力の向上」といった中間プロセスが省略されています。また、「長期金利が上昇」という言葉の裏にも、債券市場の仕組みという巨大な前提が隠れています。
 
 さらに、ニュースは「点」で報じられますが、経済は「線」で動いています。昨日の出来事と今日の発表がどう繋がっているかという解説が省かれるため、パズルのピースだけを渡されているような感覚に陥るのです。

 解決策は、すべてを理解しようとしないことです。「この用語、前も出てきたな」というキーワードを一つずつ拾い上げ、点と点を繋いでいく。その過程こそが重要です。

 分からないことは恥ではなく、伸びしろがある証拠です。今日、あなたが「なぜ?」と立ち止まったその一歩が、世界を読み解く新しい視点を作っています。ニュースを「勉強の対象」から「未来を予測する地図」へと変える。その小さな積み重ねが、あなたのビジネスや生活を必ずや豊かなものにしてくれるはずです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)