東芝、半導体設計合弁会社をブラジルで設立

2011年08月15日 11:00

 東芝は、ブラジルのセンプ東芝インフォルマティカ社(STI)と、半導体設計の合弁会社を設立。今回の新会社は、日本とブラジルの両国政府間で進められている経済・産業分野における協力関係強化の取り組みの一環として、2010年12月3日付での両社間による基本合意に基づいて設立されたものだという。

 新会社の名称は「STIセミコンダクターデザインブラジル社(STI Semiconductor Design Brasil Ltda.)」で、代表者にはSTIのアフォンソ・アントニオ・ヘンネル社長が就任。資本金は400万米ドルで、STIが70%、東芝が30%を出資し、今後、ブラジル国内で需要が期待される各種カード、無線タグ等に搭載される無線ICの設計から業務を開始する。

 なお、今回の新会社設立は、2006年4月に地上波デジタルテレビの導入に際して日本方式を採用したブラジルと日本の両国政府間における協力関係の構築、及びそれに関連したブラジル電気電子産業の発展にかかる協力枠組みの趣旨に沿うものだという。