今回のニュースのポイント
日経平均は前場で上昇:前日の米国市場の上昇を引き継ぎ、寄り付きから買いが先行しました。
主要3指数高が追い風:ダウ平均やナスダックの上昇を受け、投資家心理が改善しリスク選好の動きが強まりました。
上げ幅はやや限定的:前日までの上昇に対する利益確定売りが上値を抑え、伸び悩む場面も見られました。
15日前場の東京株式市場で、日経平均株価は前日比285.45円高の58,162.84円で取引を終えました。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均やナスダック総合指数など主要3指数が揃って上昇したことが、東京市場の投資家心理を支え、寄り付きから幅広い銘柄に買いが先行する堅調なスタートとなりました。
前場の値動きを詳しく見ると、寄り付きからプラス圏で推移したものの、その後の伸びはやや限定的でした。一時は上げ幅を縮小する場面もあり、前日までの大幅な上昇で短期的な達成感が意識されるなか、上値の重さも意識されましたが、終始プラス圏を維持して前場の取引を終了しました。積極的に上値を追う「強い方向感」までは感じられないものの、崩れない底堅さが際立つ展開となりました。
株価を支えた背景には、米国市場でのリスク選好(リスクオン)の回復に加え、国内指標のサプライズがあります。寄り付き前に内閣府が発表した2月の機械受注統計において、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」が前月比13.6%増と大幅な伸びを記録しました。この指標は、市場では前月比マイナスが予想されていたこともあり、予想外の増加となったことが投資家心理の改善につながったとみられます。
一方で上値が重くなった要因としては、短期筋による利益確定売りの存在が挙げられます。前日に1,300円を超える急騰を見せていた反動もあり、戻り待ちの売り圧力が一定程度残っていたことが上げ幅を抑制しました。現状の相場は、米株高や円安といった海外の追い風を受けた「外部環境主導の上昇」という側面が強く、自律的な押し上げにはなお材料が必要な状況と言えます。
後場は、米株高と機械受注のサプライズを背景とした買いが続くのか、あるいは当面の利益確定売りが優勢となり高値圏でのもみ合いに移るのか、相場の持続性が試される展開が予想されます。前場は堅調に推移したものの、上値の重さも併存する結果となっており、この上昇傾向をどこまで維持できるかが焦点となりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













