伊藤忠商事の100%子会社である伊藤忠食糧販売と伊藤忠ライスが、今年10月1日付で伊藤忠食販を存続会社として経営統合することが発表された。社名は「伊藤忠食糧株式会社」に変更される。
今回の経営統合に関しては、景気悪化に伴う個人消費の低迷や世界的な自由貿易の進展に伴って予想される、将来的な国内市場の競争の激化や、国内の食料原料販売業の経営環境が厳しさを増していくことが予想されていることが背景として挙げられる。そんな中で伊藤忠商事は、食料原料の国内販売事業の強化を図るため、100%子会社2社を統合し、供給可能な品揃えの拡充と付随する情報発信体制の整備、顧客基盤や経営資源の共有によるシナジー効果によって、食料原料およびサービスの安定的な供給を効率的に行う体制の整備を図る。
尚、今回の発表では、将来的には売上高3,000億円を目指すことが伝えられている。