今回のニュースのポイント
Stellantisジャパンは、コンパクトSUV「Jeep Avenger 4xe Hybrid Stone」を150台限定で発売しました。フロントにエンジンと電動モーター、リアに独立モーターを組み合わせ、前後輪を個別に制御する先進の四輪駆動システムを採用。伝統的な走破性を維持しつつ、全長4.1m強という取り回しやすいサイズ感で、ジープが都市型SUV市場へ軸足を広げる動きを映す一台となっています。
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Stellantisジャパンは2026年5月8日、ジープのコンパクトSUV「Jeep Avenger 4xe Hybrid(ジープ アベンジャー フォーバイイー ハイブリッド)」の限定車「Stone(ストーン)」を、全国のジープ正規ディーラーにて150台限定で発売すると発表しました。メーカー希望小売価格は5,040,000円(税込)です。落ち着いたベージュ系の専用ボディカラー「ストーン」にブラックルーフを組み合わせた、スタイリッシュで引き締まった装いがこの限定車の大きな魅力です。
今回のモデルは、限定仕様だけでなく、その中身にも注目が集まっています。ベースとなる「Avenger 4xe Hybrid」は、ジープブランドとして初めて四輪駆動システムに高効率なマイルドハイブリッドパワートレインを組み合わせたモデルです。フロントにエンジンと電動モーター、リアに独立モーターを組み合わせ、前後輪を個別に制御する先進の四輪駆動システムを採用しており、走行状況に応じた電動走行も可能にしています。リアには専用設計のマルチリンクサスペンションを備えることで、オンロードでの快適な乗り心地と、ブランドの特徴であるオフロード性能を両立させています。
かつてのジープといえば、武骨で大型な「本格オフロード車」のイメージが先行していました。しかし、今回の「Avenger」は、全長4.1m強という取り回しやすいサイズ感により、日本の道路環境にも適したコンパクトSUVと明確に位置付けられています。7スロットグリルという伝統のDNAを継承しつつも、モダンで洗練されたデザインを採用しており、日常の街乗りからアクティブなレジャーまで、現代の幅広いライフスタイルに溶け込む設計となっています。
背景にあるのは、世界的な環境規制や都市部における利用ニーズの変化です。SUVであっても低燃費化や電動化は避けられないなか、ジープは「電動四駆」という回答を用意しました。電動化が進むSUV市場の中で投入されたこのモデルは 、先進の電動技術と走行性能へのこだわりを融合させ、新たなドライビング体験を提供することを目指しています。
SUV市場の競争軸は今、“大きさ”や“出力”といった従来型のスペックだけでなく、「都市生活へどう溶け込み、いかに自分らしいライフスタイルを表現できるか」へと移り始めています。ジープの電動コンパクトSUVの投入は、ジープブランドが“本格オフローダー”から“都市型・電動SUV”へ領域を広げ始めていることを映しています。 (編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













