全国の私立大学482校の4割が赤字経営に陥っていることが帝国データバンクの調べで分かった。19日公表した。
群馬県高崎市の堀越学園には債務超過など私立学校法に違反しているとして大学設置・学校法人審議会から文部科学省に対し解散命令を出すように答申が出される事態にもなっている。
こうした中、同調査会社が全国605校の私立大学から抽出した482校を対象に経営実態調査を行った。
それによると213校は黒字経営になっていたが、146校、全体の40.7%は赤字になっていた。このなかには3期連続して赤字になっている大学が86校にのぼっていた。うち17校は創立100年以上の伝統校だった。大学経営の厳しさを改めて浮き彫りにしている。(編集担当:森高龍二)