今回のニュースのポイント
ソニーフィナンシャルグループが10日発表した2027年3月期第1四半期(4~6月)連結決算(IFRS)は、親会社の所有者に帰属する四半期純利益が91億円となり、前年同期の244億円の赤字から黒字に転換しました。税引前利益も前年同期の341億円の赤字から137億円の黒字へ転換。前年同期に大幅な赤字を計上していた生命保険事業が赤字を脱したほか、損害保険、銀行事業も増益となりました。
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10日に発表されたソニーフィナンシャルグループの2027年3月期第1四半期連結業績は、主要な業績指標がいずれも前年同期から大幅に改善しました。
売上高に相当する営業収益は前年同期比10.5%増の2,680億円を確保。本業の儲けを示す営業利益は152億円(前年同期は335億円の赤字)、税引前利益は137億円(同341億円の赤字)となり、それぞれ黒字に転換しました。四半期純利益も91億円(同244億円の赤字)と改善を示しています。また、一時的な損益の影響を含まない持続的な収益力を示す指標である「修正純利益」は、前年同期比43.6%増の315億円に伸ばしました。
業績回復を牽引したのは生命保険事業の黒字化です。生命保険事業の税引前利益は16億円となり、前年同期の411億円の赤字から脱却しました。変額保険の最低保証等に係る市況変動の影響を受けたものの、資産負債の総合管理(ALM)に基づく有価証券売却損が減少したことが寄与しました。損害保険事業は増収効果や事業費のコントロールにより同42.0%増の68億円、銀行事業は広告宣伝費等が増加したものの純利息収益の増加により同117.0%増の60億円となり、生保が黒字転換し、損保・銀行も増益となりました。
2027年3月期の通期連結業績予想については、営業収益1兆700億円、営業利益290億円、税引前利益370億円、当期純利益230億円、修正純利益1,100億円を見込んでいます。年間配当予想については、中間4円、期末4円の年間8円とする従来の予想を据え置いています。
第1四半期は、前年同期に苦戦した生保事業の持ち直しと損保・銀行の増益により、グループ全体の純利益は黒字に転換しました。同社は今期よりIFRSを任意適用しており、一時的な損益の影響を含まず、事業の持続的な収益力を示す指標として「修正純利益」を重視しています。第1四半期の修正純利益が前年同期比43.6%増となる中、今後も基礎的な収益力を伸ばしていけるかが注目されます。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













