ゼット、第1四半期は営業益32%増 野球・サッカー用品好調で増収増益

2026年08月08日 08:43

今回のニュースのポイント

スポーツ用品メーカーのゼット(8135)が7日に発表した2027年3月期第1四半期連結決算(日本基準)は、売上高が前年同期比7.7%増の155億8,600万円、営業利益が同32.2%増の4億3,400万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同49.1%増の3億1,200万円となり、増収増益を確保しました。主力の野球用品やサッカー用品を中心に需要が力強く推移したほか、物流効率化や在庫管理適正化といった構造改革が実を結び、営業利益は3割を超える大幅な伸びとなりました。通期の業績予想および配当予想は従来通り据え置いています。

本文
 ゼットが7日発表した2027年3月期第1四半期(2026年4~6月)連結決算は、売上高が前年同期比7.7%増の155億8,600万円、営業利益が同32.2%増の4億3,400万円、経常利益が同26.6%増の4億8,900万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同49.1%増の3億1,200万円となり、増収増益となりました。

 売上の大半を占める卸売部門は、健康志向の高まりや参加型・観戦型イベントの定着を背景に、売上高が前年同期比8.2%増の151億8,500万円と堅調でした。主力である「ゼットベースボール」のユニフォームやスパイクが伸びたほか、国際大会需要を受けたサッカー用品のアパレル・フットウェア、高単価品が支持されたテニス・バドミントン用品、インバウンド需要も追い風となった卓球用品などが幅広く伸長しました。また自社製造分野でも、ホワイトスパイクの評判定着やプロ選手の活躍によるオーダーグラブの販売増が寄与しました。

 収益性の向上策としては、提案型営業の強化による主力ブランドの販売拡大に加え、在庫流動管理の適正化や省人化に向けた物流設備投資など効率化を推進しました。原材料価格の高騰や対米ドルでの円安に伴う製造コスト高止まり、バスケットボール用品における競合激化などの課題はあるものの、物流改革や販売構造の適正化が採算改善に大きく寄与しました。

 2027年3月期通期の連結業績予想について、同社は従来計画を据え置きました。通期予想は、売上高が前期比1.4%増の595億円、営業利益が同21.7%減の9億8,000万円、経常利益が同17.9%減の12億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同14.9%減の8億3,000万円を見込みます。年間配当予想についても1株あたり18円(期末一括配当)を維持しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)