GE Aerospaceは米ニューヨーク州ニスカユナの既存研究拠点に2億2500万ドルを投資し、施設インフラや先端研究設備を更新する。今後5年間で75人の新規フルタイム雇用も計画している。(画像はイメージ)
今回のニュースのポイント
米航空エンジン大手GE Aerospace(GEエアロスペース)は9月21日、米ニューヨーク州ニスカユナにある既存の「GE Aerospace Research Center」の近代化に向けて、2億2500万ドル(約350億円)を投資すると発表しました。同社投資や公的支援を含む投資全体において、約3分の2を施設インフラの改善に充て、残りを先端研究設備や技術に投じます。工事は直ちに開始される予定で、今後5年間に75人のフルタイム雇用を新設。人工知能(AI)、自律システム、ロボティクス、先端材料、将来の製造技術、極超音速推進、ハイブリッド電動飛行など、多岐にわたる航空技術の研究開発基盤を強化します。
本文
米航空エンジン大手のGE Aerospace(GEエアロスペース)は9月21日、米ニューヨーク州ニスカユナ(Niskayuna)に所在する研究開発拠点「GE Aerospace Research Center」の近代化・設備更新に向け、2億2500万ドルを投資すると発表しました。同センターは75年以上にわたり技術開発拠点として使われてきた既存施設であり、今回新たに研究所を建設するものではありません。今回の投資は工場の新設や単一製品の開発を目的としたものではなく、研究拠点のインフラや研究設備を更新する計画です。
今回の計画では、研究センターの基盤更新に大きな資金が配分されます。同社の投資および州・地元当局による支援を含む投資全体の中で、約3分の2が施設インフラの改善に充てられます。残りは、先端研究設備や技術に充てられます。工事は発表後直ちに開始される見込みで、既存の研究活動への影響を最小限に抑えながら進められます。
設備刷新と並行して、研究開発体制を支える人員増員も実施されます。GE Aerospaceは同拠点において、今後5年間で75人の新規フルタイム雇用を創出する計画です。対象職種には研究に従事する科学者やエンジニアのほか、専門的な技能職(trade positions)が含まれています。既存拠点のインフラ整備と併せて人材基盤の拡充を進める方針です。
同拠点では幅広い技術分野を研究対象としています。公表資料によると、AIや自律システム、ロボティクス、先端材料、将来の製造技術をはじめ、極超音速推進(hypersonic propulsion)やハイブリッド電動飛行(hybrid electric flight)といった技術が研究対象として挙げられています。ただし、これらの研究領域は同拠点での研究対象の一部であり、2億2500万ドル全額が特定の技術研究費として直接投じられるわけではありません。
今回の事業に対しては、州および地元の行政機関からの公的支援も組み込まれています。ニューヨーク州は「Empire State Development」を通じ、最大840万ドルの「Excelsior Jobs Program」税額控除を提示しています。さらに、スケネクタディ郡メトロプレックス開発公社(Schenectady County Metroplex Development Authority)が530万ドル相当の支援を提供します。
同研究センターは自社の製品開発にとどまらず、大学や米連邦政府部門との先端技術プロジェクトにも活用されます。今回の投資では、既存研究拠点のインフラと研究設備を更新するとともに、5年間で75人の新規雇用を計画しています。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













