原子力関連の燃料製造設備を表現したイメージ。BWXT子会社のNuclear Fuel Services(NFS)は、米海軍原子力推進プログラム向け核燃料の製造・納入に関する約1億8900万ドルの契約を獲得した(画像はイメージ)
今回のニュースのポイント
米原子力関連企業のBWX Technologies(BWXT)は10月1日、同社子会社のNuclear Fuel Services(NFS)が米海軍原子力推進プログラム(U.S. Naval Nuclear Propulsion Program)向け核燃料の製造・納入に関する約1億8900万ドルの契約を獲得したと発表しました。製造はテネシー州アーウィン(Erwin)にあるNFSの施設で行われ、契約期間は2027年8月までとなります。NFSは米国原子力規制委員会(NRC)の認可を受けたCategory 1核施設であり、60年以上にわたり米海軍向け核燃料の製造に携わり、すべての米海軍用原子炉向け燃料を製造している専門的な供給基盤となります。
本文
米原子力関連企業のBWX Technologies(BWXT)は10月1日、同社子会社であるNuclear Fuel Services(NFS)が、米海軍原子力推進プログラム(U.S. Naval Nuclear Propulsion Program)向け核燃料の製造に関する約1億8900万ドルの契約を獲得したと発表しました。
今回の契約は、米海軍の原子力推進艦艇を動かす核燃料の製造および納入を対象としています。製造業務はテネシー州アーウィンに位置するNFSの製造施設で行われ、契約に基づく作業は2027年8月まで実施される予定です。
防衛や安全保障をめぐる報道では、艦艇や航空機といった完成品(装備品)に注目が集まりがちですが、今回の契約は艦艇そのものではなく、潜水艦や空母などを動かす核燃料の製造を対象としており、米海軍の原子力艦隊を足元から支える上流の製造基盤に位置づけられます。
製造を担当するNFSのテネシー州アーウィン拠点(Erwin site)は、高濃縮ウラン(HEU)の取り扱いが認められた、米国原子力規制委員会(NRC)認可の「Category 1」核燃料施設です。同施設は60年以上にわたり米海軍向け核燃料の製造に携わっており、現在運用されているすべての米海軍用原子炉向け燃料の製造を一手に担っています。
BWXTの核燃料と原子炉技術は、米海軍の各種潜水艦や航空母艦の推進力として利用されています。今回の約1億8900万ドルの契約は、新規の施設投資や製造能力の拡張ではなく、すでに確立された専門性の高い高度な核燃料製造基盤を活用し、米海軍の原子力推進プログラム向けに燃料を製造・納入する契約となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)













