民主メールマガジンで総理苦渋の決断を伝える

2011年06月06日 11:00

 民主党広報委員会は党のメールマガジンで、菅直人総理が代議士会で発言した内容について、菅総理が「大震災・原発事故に最優先で取り組み、このことに一定の目処がついた段階で、(私がやるべき一定の役割が果たせた段階で)若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたいと考えている」と述べたことを紹介した。

 あわせて、菅総理から(1)大震災・原発事故の復旧・復興に向けて全身全霊を挙げて最大限の努力をする(2)民主党を決して壊さないという根本に立って行動する(3)いまの民主党中心の政権を自民党政権に戻すことがないようにしっかりと対応していくことを目標に自身の今後の行動の基本に据えると約束したと伝えた。

 これは衆議院本会議での内閣不信任決議案採決前に、菅総理が苦渋の決断で、内閣不信任案否決に向け、ある時期を目途に辞職を約束したことを伝えるものとして注目される。(編集担当:福角忠夫)