大畠章宏国土交通大臣は31日、仮設住宅の進捗状況について、31日完成分を含め2万7200戸になる見込みであると語った。
内訳について、大畠大臣は3万7000戸が現在着工されており、2万5400戸が完成したことから、建築工事が終了したものを含めると2万7200戸になると説明。
当初目標としてあげていた5月末で3万戸の完成に至らなかった理由については「土地の確保が難しく、そのために土地の造成にかなりの時間を要したため」とした。
その上で「お盆頃までには希望者の方が全員仮設住宅に入れるようにということで、4月のころに5月末までの完成見込みを市町村別で明らかにしたが、次はすべての仮設住宅をどのような形で市町村別に完成させるのかという見込みの表を作り、いつくらいに仮設住宅に入れるということを明らかにして、高齢者の方には仮設住宅入居の権利を担保した上で、その間は温泉地等の旅館などでお過ごしいただくことができないか、事務方に話をし、実現に向け努力いただいている」と語った。
(編集担当:福角忠夫)