事実上の選挙戦スタート

2012年11月19日 11:00

 野田総理が「国民の信をしっかり問う」とした衆議院議員の総選挙は16日午後3時50分の衆議院解散により、事実上、12月16日投開票に向けてスタートを切った。小選挙区から再び国会を目指す各党議員らは、この日、選挙区に急いだ。

 ふるさとで事務所を預かる秘書らは「今夜、(候補者が国会から)戻ってくるので、本人を交えて選挙計画を立てていきます」といい、ある事務所では「選挙事務所を物色中で、数日中に決める」と急いでいた。

 今回の選挙では「技術論ばかりで覚悟のない自民党に政権は戻さない」と語気を強めた総理に、「政権奪還のため、この日を待っていた」とする自民党の安倍晋三総裁ら野党陣。さらに、われわれこそ国民との約束を守るために民主を離れたとする国民の生活が第一、新年度の予算編成は我々の手でとの公明党などなどに加え、橋下徹大阪市長率いる日本維新の会、前東京都知事の石原慎太郎氏率いる太陽の党、渡辺喜美代表率いるみんなの党など保守系による第3極の勢力、それに既存の社会民主党、日本共産党、新党のみどりの風など今回は政党も二桁になった。

 今後の日本の行く末をどの党が担うのか。注目度の高い選挙が始まる。(編集担当:森高龍二)