宮城県知事が総理に復旧・復興へ特段配慮を要望

2011年05月23日 11:00

 村井嘉浩宮城県知事は20日、総理官邸に菅直人総理を訪ね、がれき処理への対応など復旧、復興に向けて、政府の特段の配慮を要望した。菅総理はしっかり対応したい旨を伝えた。

 村井知事は菅総理に要望書を手渡すとともに「政府の対応のお陰で少しずつではあるが、灯りが見えてきている。しかし、まだまだ復旧したといえる状況ではない」とし、今も毎日10数人の遺体が発見され、行方不明者を探しながら復旧に努めている状況だ」と説明。

 宮城県では19日午後5時51分現在で、8893人の死亡が確認され、今も5370人が行方不明になっている。また、避難所生活を余儀なくされている人も3万739人と3万人を超える状況。家屋被害も分かっているだけで7万9174棟が全半壊する被害を受けていた。
(編集担当:福角忠夫)