川口順子参議院議員(自民党)は13日開かれた参議院予算委員会で、防災担当大臣と環境大臣の職務の性質からもそれぞれ専任の大臣にすべき、と菅直人総理に迫った。
川口参議院議員は「防災担当大臣は、いざという時、日本に居なければ職務をまっとうできない。一方、環境大臣は地球環境や温暖化問題で世界を飛び回っていなければならない」と相反する性質の大臣を兼務させていることが「そもそも間違っている」と指摘。菅総理に「兼務を解く考えがないのか」と質した。
菅総理は「大震災以来、防災大臣の仕事が極めて多忙で、できることなら専任にしたい。そのため、内閣法の改正を本日、閣議決定した」として、大臣の増員を図る法案成立に協力を求めた。
川口議員は「内閣法改正案が通らなければ兼任を解く考えはないのか。環境か、防災か、両方を軽く見すぎている」として、直ちに松本龍環境大臣、防災担当大臣の兼務を解き、それぞれ専任の大臣であたるべきと改めて促がした。
(編集担当:福角忠夫)