枝野幸男官房長官は20日午前11時からの記者会見で東京電力福島第一原発から半径20km圏内への立ち入りについて「(避難住民のみなさんの20km圏内への)一時立ち入りの検討もつめの段階まできておりますので、立ち入りは今しばらく待っていただきたい」と避難住民の健康と安全を図るうえから「国や自治体の特段の指示がない限り立ち入らないでいただきたい」と改めて理解と協力を求めた。
枝野官房長官は「一部、立ち入られている方もいらっしゃると聞いております。着の身着のままで避難されてこられたみなさんのお気持ちはよく分かりますが(健康と安全の確保が図られるまで)今しばらく待っていただきたい」と呼びかけた。
また、避難指示は健康と安全を確保するためのものであり、その趣旨を理解いただきたいとするとともに「実効ある立ち入り制限を行うひとつの手法として、地元自治体と警戒区域設定について検討を進めている」と語った。(編集担当:福角忠夫)