3月30日、関西大学社会安全学部は、関西大学高槻ミューズキャンパス ミューズホールで開催する「東日本大震災に関する緊急シンポジウム」(後援:高槻市)を、動画中継サイト「Ustream(ユーストリーム)」にて、ライブ配信した。
このシンポジウムは、今回のM9.0の大地震、またそれに伴う津波被害を受け、防災や減災、危機管理を多方面から探求する同学社会安全学部が、急きょ開催を決定したもの。当日は、大震災が及ぼした戦後最大の危機やその影響などについて、7名のパネリストが8件の震災に関する案件を報告。また、高槻市消防本部、中消防署で実際に現地へ応援に行った消防署員による現地の報告も行ったという。その後はパネリストによるディスカッションを行い、さらに考察を深めたという。
また、チェンジザワールド合同会社の運営する表参道アカデミーでは、4月6日、「震災復興チャリティーセミナー」を開催する。同セミナーの目的は、報道だけでは伝わりづらい被災地の現状、また、震災国である日本、そして東京の住人としてどのように「都市」という環境と向き合っていくのか、そして自分たちに今できることは何か、参加者全員で考える場にしたいという。
2部制で行う同セミナーは、1部では震災発生後間もなく被災地に赴き、救援活動にあたった中西武志氏による現地からのレポート、2部では、北山総合研究所の松岡一久氏、セグウェイジャパンの大塚寛氏による、震災に備える都市計画とコミュニティづくりについて、という内容となっている。受講料は一般2,000円、学生1,000円。表参道アカデミーでは、今回のセミナーによる収益金全額を「CHALLENGE TO CHANGE JAPAN 震災復興支援プロジェクト」へ寄付する。
今回の大震災は予測を大幅に上回る津波や原子炉の問題により、甚大な災害となっている。復興を支援しながら、次世代へ受け継ぐべく教訓として、様々なディスカッションを我々は行わなければならないだろう。