立憲民主党の野田佳彦代表は30日のブログで「補選を除くと史上初めて連休中の中日の投票日」と7月20日投開票になる参議院選挙への投票率の低下を危惧し、今年が普通選挙法成立100年、女性参政権から80年にあたる年の選挙だけに「投票に行きましょう」と呼びかけた。
野田氏は「20日の日曜日」は「ちょうど子どもたちの夏休みが始まる時期と重なり、家族旅行やレジャーに出かける人も多いのではないでしょうか。投票率の低下がとても心配です」と綴った。
そして「どうして、連休の中日に――?」「無党派層が投票に行かないと、組織票のある与党が有利になるからでしょうか」と疑問符をつけた。
野田氏は「25歳以上の全男性に衆院選の選挙権を与えた『普通選挙法』が成立したのは、1925年。国税を一定額以上納めた25歳以上の男性しか投票できなかった『制限選挙』から脱却したのは、大正デモクラシーの時代でした」と振り返った。
そして「1945年、女性参政権が認められ、選挙権年齢も20歳以上に引き下げられました。その後、投票時間の延長や期日前投票制度や在外投票の創設など、投票の利便性を向上させる工夫を積み重ねてきました。選挙権年齢も18歳以上へ引き下げられました」と「1票」の重みを綴り、投票を呼びかけた。(編集担当:森高龍二)