日本無線、東日本大震災における業務への影響と支援について報告

2011年03月30日 11:00

 日本無線は東日本大震災の影響を受けた被災地と被災者に対する支援として、18日には日本赤十字社を通して1000万円の寄付を実施、また無線通信機材の貸し出しなどを行っていること、28日には、人員派遣などの取り組みを実施していることを伝えている。

 さらに被害を受けた同社拠点の復旧状況については、15日に行われた被害状況などに関する発表では、地震発生直後より社内に緊急対策本部を設置し、従業員の安否確認や事業所の被災状況の把握などの情報収集を進めていることとともに、具体的な被害については、東北支社(宮城県仙台市)と八戸営業所(青森県八戸市)で建物と設備の一部に損傷が発生し、安全確保を最優先に対応を進めながら、業績におよぼす影響などについて調査中であると発表。同時に上記2事業所を除き、本社や三鷹製作所をはじめとした各事業所について、地震や津波の被害は少なく、ほぼ平常どおりの営業活動を行っていると発表していた。

 そして今回(28日)の発表では、現在までの復旧状況として、東北支社はほぼ復旧し、平常どおり業務を再開。八戸営業所は建物や設備の被害が大きく、業務停止状態が続いているものの、東北支社船舶課にて業務を代行していることを発表している。