東北地方太平洋沖地震発生から1週間。日を重ねる毎に、今回の大地震や津波による被害の大きさが明らかになってきた。未だにライフラインも普及していない被災地も多く、避難所での過酷な生活を強いられている人は約38万人にも上っている。
全国の各自治体や企業などが、様々の支援活動を行っているが、避難所によっては、食糧、水、生活用品、医薬品など、生きて行くために最低限必要とされる物資が行き届いていないのが現状だ。
そんな中、ヤマハ発動機がペットボトルの飲料水4000本と簡易トイレ5400ヶなどの支援物資を避難所のある自治体に提供するという。同社は、15日にも、インバーター発電機(0.9kVA~2.5kVAまでのモデル)500台、ペットボトル飲料水4000本、アルファ米・缶詰パン・豚汁など非常用食糧を5000食、サージカルマスク30万枚などの物資提供を決定しており、今回は追加での支援となる。
さらに、同社は、自治体等の要望による自社の電動アシスト自転車「PAS」139台を緊急に被災地に送ることを決めた。ガソリンの確保が難しい状況の中、道路の復旧の目処がたっていないなど、深刻な被害を受けた被災地において、有効な移動手段となることが期待される。