枝野幸男官房長官は米軍普天間飛行場の移設問題にからみ、政府が名護市辺野古の代替施設をV字形滑走路に絞り込み、南東沖合55メートルのところに移動する修正案を固めたとの報道に対し、2日、「そういった事実はないし、アメリカに具体的提案を行っているものでもない」と全面否定した。
しかし、「昨年5月の日米合意に基づいた対応を(日本政府として)していきたい」と、これまでの発言から踏み込むこともなく、「沖縄県民との合意がなくても進めるのか」との記者団の質問に「沖縄のみなさんに理解を求めながら進めていく」と、合意を得る努力を行っていく方針は示しているものの、合意を条件に入れるかには答えなかった。
(編集担当:福角忠夫)