社会保障制度と消費税引き上げを含む税の一体改革をめぐり、2月1日開かれた衆議院予算委員会で、石破茂自民党政調会長は「民主党が割れることがあっても原案をつくることが責任与党の役割だ」と菅政権に対し、たたき台となる原案を作成し、これを示すよう迫った。
また、与謝野馨社会保障・税一体改革担当大臣が「議論は全く白紙の立場で始まると思っている」と立案段階からの与野党協議を求める姿勢を示したことに対し、石破氏は「案を作る段階から参画するのは連立(政権)であり、連立する気はない」と突っぱねた。
「原案作成は与党の役割」と迫ったのは、玄葉光一郎国家戦略担当大臣が「社会保障制度と税の一体改革について、カチッとしたものを最初から出してしまうのはどうか。カチッとしたものを作る前から協議に応じてほしい、ということだ」と立案段階での超党派での協議を求める趣旨を説明したことに応じたもの。
(編集担当:福角忠夫)