民主党は衆議院議員定数を小選挙区も含めて、比例と合わせて80削減する方向で具体案づくりをする。26日決めた。
岡田克也党政治改革推進本部長は「国民に分かりやすく、憲法上の疑義のない改革案をまとめたい」と相次ぐ総選挙の一票の格差をめぐる裁判で、違憲、無効の判決が出ていることを踏まえ、対応を急がなければならないとの認識を示した。
自民党案の比例で30削減し、比例150のうち60を少数政党に優先配分するとする内容には「投票価値の平等の価値から憲法上の疑義を拡大する」とし、「比例30削減だけでは削減数として足りない」「0増5減の小選挙区の定数の緊急是正についても抜本的な見直しが必要」などを民主、維新、みんなの3党幹事長で認識を同じくしたなどとして、民主党としては少数政党の賛同も得られるよう80の削減を小選挙区も削減対象に加えて、比例と合わせて行うことを目指す。(編集担当:森高龍二)