11月9日、ミサワホーム が第2四半期決算を発表した。連結累計期間の売上高は前年同期比2.7%増の1876億1000万円、経常利益は同2.7%減の47億4200万円となり、四半期純利益については同22.4%減の28億6800万円となっている。通期での連結業績予想に関しては据え置いた。
震災復興需要に加えて、低金利や政府による住宅取得支援策の効果もあり、堅調に推移している住宅業界。こうした中ミサワホームは、「つながり」を重視した都市型住宅や快適な2世帯・3世代同居を実現する木質系戸建住宅、3階建賃貸併用住宅などを発売し、商品ラインナップの拡充を図ってきた。結果、売上高は前年度を上回ったものの、販売費や一般管理費も前年度を上回り、利益面においては前年度割れとなっている。しかし、営業利益・経常利益ともに、前回予想を上回るものであり、想定の範囲内と言えるであろう。
なお、同日発表された10月度の受注状況では、8月・9月と前年度比0~2%増程度の微増傾向であった注文住宅や賃貸住宅が、ともに10%増・27%増と急増している。一方、建売分譲住宅では、4月以降5月を除いて、毎月前年同月比2ケタ増となっていたにもかかわらず、10月度は17%減と急減している。