国交省は１日、水産高校卒業者の海技免許取得に必要な乗船履歴の短縮化を発表した。
６級の海技免許取得に必要な乗船履歴を現行の２年から１年２ヶ月短縮し、８ヶ月にする。これにより、水産高校在籍時に３ヶ月の乗船履歴があれば、卒業後５ヵ月の乗船勤務を行えば６級の海技免許が取得でき「船舶職員として早期に乗船して即戦力で活躍することが可能になることから、水産高校卒業者の就職機会の増大が期待できる」としている。
また、３級の海技免許取得に必要な乗船履歴についても水産高校専攻科に進学する学生については免許取得に必要な練習船による乗船履歴を現行の１年６ヵ月から３ヶ月短縮し、１年３ヶ月にする。これにより「短縮期間を知識習得などの時間に充当できるので、より質の高い船員の育成につながることが期待できる」としている。実効性があがることへの期待は大きい。（編集担当：森高龍二）
