繁忙で考える時間少ないという現実 仙谷長官

2010年12月06日 11:00

 仙谷由人官房長官は3日、兼務している法務大臣ポストについて、記者団の問いに「ずっとやるつもり」と答え、「拝命した以上、全力を尽くしてやる。法務行政は大変大きい問題から細かい問題を含めて懸案が多々ある」とし「ひとつひとつ、ある種の方向性を持って取り組んでいきたい」との考えを示した。

 仙谷官房長官は「国民のための司法改革を実現していく決意に燃えている」ときっぱり。

 一方で、「繁忙を極めるし、人間の体は一つしかない」とも述べ、「政治主導確立法案を通してもらって、大臣を増やしてもらうことが必要」と語り、「(多忙なために)考える時間が少ないということが現実問題としてある」と兼務状態が続けば、それぞれの事案についての理解や認識、構想が薄くなってしまう危険のあることを隠さなかった。
(編集担当:福角忠夫)