NEC<6701>は住商情報システム<9719>から、性能分析ソフトウェア「WebSAM Invariant Analyzer」を受注した。
「WebSAM Invariant Analyzer」は、通常時に学習・モデル化したシステムの「性能情報間に存在する不変関係」の変化からサイレント障害(エラーメッセージとして現れない性能劣化)を自動的に検知し、原因の特定を行うNECのソフトウェア。同製品の導入により、障害発見や原因特定にかけていた多くの時間とコストを削減することができる。
同製品は、住商情報システムにおいて、住友商事 における数百台規模のサーバ・ネットワーク機器の性能情報の収集・分析に活用。同社の協力のもと、導入に先駆けた評価テストを実施しており、障害の原因特定までにかかる時間を削減できることを確認している。
住商情報システムは、高度な IT基盤の設計から構築・運用及び保守まで総合的なSIサービスをワンストップで提供。同製品の導入により、同社のサービス品質をより一層向上している。
NECは今回の製品提供を通じて培うノウハウを活かし「WebSAM Invariant Analyzer」をグローバルに拡販していく。
なお、同製品を使ったシステムの稼働は、本年12月末を予定している。
(編集担当:宮園奈美)