自民党の元遊説局長の山本一太参議院議員は「野田総理が年内解散を視野に入れて、解散時期を検討という報道が流れ始めたが、野田総理が本気で解散しようと思っているのか、党内の野田降ろし(内閣不信任案の可決)をけん制しようとしているのか、そこも定かでない。党内に慎重論を押し切って解散を断行するだけの体力と肝力が、本当にあるだろうか」と年内解散の信憑性に疑問を投げている。
山本議員は「解散報道が出回ってしまった中で、不発に終われば、すでにぼろぼろの野田内閣は、さらに深刻なダメージを受ける。そう考えると、今更退却するのは難しい。そんな気もする」とブログにつづった。
山本議員は自民の複数幹部からの情報もあるが「それでも、年内解散を決断するとは、どうしても思えない。来年の1月だってできないのではないかと思ってしまう」と疑問を呈し、「民主政権3年ですっかり人間不信になってしまった」と辟易したようすだ。(編集担当:森高龍二)